皆様こんにちは
2018年も気がつけば3週間も過ぎようとしている今日この頃、お陰様で表替えや入れ替えのご注文を頂き少しバタバタとしていますが、今年もどうぞ井坂畳店をよろしくお願い致します。
さて、年が明けご注文を頂いたお客様宅の畳ですが、これまであまり見かけることがない畳と遭遇しました。
どこが普通と違うのか?
なんと畳が極薄なのです。
畳自体の厚みは約1cm程度で畳表を剥がしてみると畳床と思われる部分は何と5mm程度のベニア板でした、通常は約50mm~60mm程度で薄床と呼ばれているものでも15mmくらいですのでかなり薄い畳になっているのが分かると思います。
先日「畳も選ぶ時代」で書きましたが、今回のお客様は新築時に選べなかった(正確にはハウスメーカーに極薄畳を勧められたそうですが・・・)が為に極薄畳が敷かれていました、新築から10数年間が経ち、いざ表替えを考えたときに極薄では良質な畳表で施工が出来ない事を知るとビックリされていました。
以前にも書いたことですが、畳表は畳床に付ける際に引っ張って貼り付けるので床が薄すぎると畳が弓なりになってしまいます、今回も畳表を引っ張り貼り付けていますが弓なりにならないように注意しながら張った状態をキープさせ施工しました。
薄床の場合、普通の畳よりも手間が掛かり費用も多少割高になる可能性があります、何よりお客様が畳表を存分に選択できないことがあってはならない事だと思います、ぜひ一度自分の住宅にある畳がどのようなものかを確認されるのもいいかもしれません。
薄畳も敷いてしまうと普通の畳と見た目は変わらないと思いますが、色々と不都合(普通の畳に比べクッション性が無いに等しい等々)もあるので、リフォームや新築時に和室を検討される場合はぜひ上記を頭の片隅に置いて頂けると幸いです。
(薄畳仕様から通常の畳が敷けるようにするには和室の床を下げる工事が必要になります)
畳表はもちろん、床にも厚みや素材、畳自体の大きさなどなど選択肢がある事を知ることはとても大事だと思いますので、畳に関する疑問などがありましたら 井坂畳店までご連絡頂ければと思います。
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